MENU

「キロ7分」の正解。僕がNOVABLAST 5に救われた理由

にこぞう

元陸上部という過去は、ランニングを再開した僕にとって最強の敵。どれだけ速度を落としても思い返す過去の自分と、最新ギアでどう折り合いをつけたのか。その生々しい記録を共有します!

「昔はもっと速かったはずだ!」 ランニングを再開したとき、僕の頭の中にあったのは、全盛期の記憶という名の呪いでした。しかし、現実は170cm、65kg、少しだけ出たお腹。

そしてキロ7分という、かつての自分ならアップ以下のペースでさえ息が切れる現実。この埋めようのないギャップを埋めてくれたのは、精神論ではなく「アシックス・NOVABLAST 5」という、最新シューズでした。

目次

【絶望】ウォーキングシューズで知った「リセットされる衝撃」

にこぞう

最初は「走れれば何でもいい」と思っていました。ABCマートで買ったウォーキングシューズ。それが僕に教えてくれたのは、走る楽しさではなく、一歩ごとに訪れる絶望的な非効率さでした。

「結論:ランニングをするならランニングシューズ」これにつきます。

ウォーキングシューズで地面を蹴った瞬間、愕然としました。着地のたびに、本来なら次の一歩へ繋がるはずのエネルギーが、すべてどこかへ逃げていく感覚です。

例えるなら、砂浜を全力で足踏みしているような徒労感。ウォーキング用の構造ゆえか、着地時のパワーが「0」にリセットされ、次の一歩を出すためにまたイチから筋力を動員しなければならない感覚に襲われます。

「フン!フン!フン!」と、一歩ごとに気合を入れ直して地面を叩く。走るという動作ではなく、重い荷物を引きずりながら足掻いている状態に近い。こんな状態、走っててもただ辛いだけで、楽しくなんかありません。

着地の衝撃を逃がしたり、吸収しすぎるせいか、全てのパワーを自分で絞り出さねばならず、効率よく進むという感覚は微塵もありません。当然、心肺機能が戻っていない僕の体はすぐに悲鳴を上げ、数キロも持たずにバテてしまいました。

結局、走るのをやめてトボトボと歩きながら、痛感しました。シューズをケチることは、継続を捨てることと同じだと。このまま「家にある古い靴」や「安価なウォーキングシューズ」で無理を続けていれば、楽しさを知る前に「走ることは苦行だ」という結論を出して、二度と玄関から出なくなっていたはずです。

ランニングシューズはウォーキングシューズを兼任できますが、この逆である、ウォーキングシューズはランニングシューズにはなりえません。ウォーキングシューズで走ることはできますが、やっぱりランニングシューズの購入を視野にいれる方がオススメです。

NOVABLAST 5という「心と膝を守るシェルター」

にこぞう

昔からアシックユーザーだったので、新シューズもアシックス!ノーカボーンのNOVABLAST 5をチョイス!

ネットやAIでこのシューズを検索すれば、「NOVABLAST 5はキロ4分〜5分のランナーに最適」という言葉が並びます。しかし、キロ7分で走る僕が履いてみて確信したのは、かつての経験者でありながら肉体が衰えた「リターンランナー」でも最適なシューズ!って事!

カーボン入りを選ばなかった理由

世の中は厚底カーボン全盛期ですが、僕はあえて「非カーボン」を選びました。スポーツショップでカーボン入りシューズを手に取ってみれば分かりますが、あれは驚くほど硬い。高い筋力と洗練された技術があってこそです。

僕のようなブランクのある人間が、記憶の残像のままにカーボンを履けば、間違いなく自滅します。自分の筋力を超えた反発は、そのまま関節へのダメージとして跳ね返ってきます。

ランニングおいて体が資本です。未熟な肉体を壊さないため、あえて非カーボンを選択しました。金額的にもカーボンなしの方が手が届きやすく、サラリーマンランナーにとって現実的な選択肢であることも大きな理由の一つでもあります。

技術がくれるポジティブな錯覚

NOVABLAST 5の最大の特徴は、カーボンなしでも「スッスッ」と足が前に出る推進力です。ウォーキングシューズであれほど苦労した一歩が、勝手に次へと繋がっていく感覚を味わえます。(技術の進歩ってすげー)

正直に言えば、昔の自分の方が圧倒的に速かった。それは変えられない事実です。でも、この靴を履いている間だけは「早く走れている気がする」「足が軽やかに動いている」というポジティブな錯覚に浸れます。

この感覚、ランニング初心者にとって無茶苦茶大事です。
「ランニングって辛い…」そんなイメージが先行するスポーツです。そこを「軽やかに走れる!」とポジティブ味を醸し出してくれるのは大きな収穫でもあります。

感覚のアップデートこそが、老化を受け入れつつ、走ることを「楽しい」と思わせてくれる最大の功績です。効率の悪い動きを機材が補完してくれることで、余計な力みが取れ、結果として心肺への負担もコントロールしやすくなりました。

7kmから忍び寄る「膝のもや」との付き合い方

どれだけ良い靴を履いても、肉体の衰えは嘘をつきません。僕の場合、7kmを過ぎたあたりから膝の周辺に「もや」がかかったような違和感が出始めます。別に痛みではありませんが、放置すればそれは次第に痛みへと変化します。

実はランニング再開直後、無理やり月間100kmを走って膝を壊した経験があります。歩くのも辛い日々が3〜4ヶ月続きました。原因は「もや」を無視して根性で走り抜けたこと。せっかく身についた習慣も、怪我一つで一発でおさらばです。

以前の僕ならここで無理をしていましたが、今の僕は「もや」を身体からの信号だと思って受け取ります。10km走れば、膝だけでなく足裏やふくらはぎにもだるさが残る。

この違和感を感じつつ、どこで足を止めるべきか。それを判断することこそが、大人のランニングにおける知性でもあります。無理をして壊すのではなく、ギアの力を借りて「明日も走れる状態」をキープすること。それが最優先事項です。

【元陸上部のプライド】「どれだけ速度を落とせばいいんだ…」

にこぞう

走るのをやめた瞬間。かつての自分が見たら鼻で笑ったかもしれませんが、そこには僕にしか見えない景色がありました!

速度を落として、落として、それでもきつくて、結局は「歩き」に変わる。その時の「どれだけ速度を落とさなあかんねん…」という自問自答は、僕の内側にあるプライドを一つひとつ削ぎ落としていく作業でもありました。

周囲の通行人やおじいちゃん、おばあちゃんの視線は気になりません。ただ、自分自身に対して「情けない」という感情が、ゼーハーいう吐息とともに溢れ出してくる。

下を向いて歩いていれば通行人にぶつかってしまいますし、何より「ここで終わらせたくない」という意地があったからです。斜め上を向き、必死に酸素を求めながら歩き続けていました。

その時気づいたのは、たとえ歩いていても、止まっても、「ランニングを継続しているプロセスの中にいる」ということ。僕にとっての正解は、昔のような早い速度で駆け抜けることではなく、キロ7分で泥臭く生き残り、明日もまた玄関に立つこと。

この情けなさを受け入れた時、心の霧もはれ、楽しいランニングと向き合え始めました。

まとめ

にこぞう

元陸上部という過去は、時として残酷な比較対象になります。NOVABLAST 5は、僕の今の実力を優しく補完し、走る喜びを思い出させてくれました。

AIが「キロ4〜5分向け」だと言おうが、メーカーが「中級者向け」と謳おうが、関係ありません。キロ7分で膝に「もや」を感じながら走る僕にとって、この靴は最高の相棒です。

「フン!フン!フン!」と力んでいたあの日から、シューズを変え、マインドを変えることで、僕のランニングはようやく「検証」という名の資産に変わり始めました。

膝の違和感や、ふくらはぎのだるさは、僕がまだ成長できる余地があるという証拠です。そして、何より「走るのが楽しい」と思えている今の状態こそが、何物にも代えがたい成果だと言えます。

この記事を読んで下さったあなたが、かつての自分と比較して一歩を踏み出せずにいるのなら、まずは「今の自分を守るための投資」をしてみてください。高価なカーボン入りである必要はありません。

キロ7分。もっと遅くたっていい!胸を張って、そのペースで進んでいきましょう。 そこにしか落ちていない風景や達成感が必ずあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次