にこぞう朝5時に起きてランニング? 昼休みのスキマ時間にスマートにひと走り? 結論から言います。本業のある僕らサラリーマンがそんな「意識高い正論」に付き合うと、本業が壊れるか、職場でスメハラの加害者になって自滅あるのみ…
ネットやSNSを開けば、「デキるビジネスマンは朝走っている」とか「昼の時間を有効活用しよう」といった綺麗な言葉が並んでいます。しかし…現実はそんなに甘くありません。
走る時間を無理にこじ開けた結果、日中の仕事中に猛烈な睡魔に襲われたり、オフィスで周囲に異臭のテロを仕掛けることになっては本末転倒です。
僕らにとって何より大切なのは、生活の基盤である本業を守ること。そして、その限られたリソースの中で、いかに楽しく、自分の体を壊さずに趣味を成立させるかです。
今回は、朝活にもスキマ時間ランにも見事に撃沈し、リアルな衰えを自覚した僕の視点から、平日の無理を綺麗さっぱり捨てて、大人のための現実的な習慣化の仕組みを共有します。
僕らが「朝5時起き」のランニングに1ヶ月で撃沈したシンプルな理由



昔の記憶を頼りに朝5時起きに挑戦したこともありました。でも、アラームの数をどれだけ増やしたところで、眠いものは眠い。1ヶ月も持たずに布団の引力に負けました…
ランニングを再開した当初、僕もご多分に漏れず「朝の時間を有効活用しよう」と考えました。学生時代、陸上部で毎日朝練があり、その記憶が残っていたからこそ、「朝起きるくらい、気合さえあればなんとかなる」と高を括っていたました。
しかし、現実は残酷。目が覚めた瞬間に襲ってくるのは、爽快感ではなく、泥のような疲労感と強烈な眠気。ただただ眠くて、意識が朦朧としたまま布団にしがみつく日々。結局、この挑戦は1ヶ月と持たずに終わりを告げました。


よく「朝一番に走ると脳が活性化して仕事の効率が上がる」というコラムを見かけますが、あれは元々朝型のごく一部の人間だけに許された特権です。
僕のような朝が弱いサラリーマンが無理をすると、午前中のデスクワークがただの地獄に変わります。通勤電車や会議中に「爆睡の二部練」をこなす羽目になり、本業のパフォーマンスは著しく低下します。


朝ランが続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。単純に、現在の生活リズムや睡眠環境に対して、負荷が大きすぎるだけです。
かつての若い頃の感覚のまま、無理な時間固定に自分を当てはめようとすること自体が、挫折への片道切符なのだと割り切る必要があります。
平日の「昼休みラン」だけは絶対にやめとけ!会社員のスメハラ防衛論



僕は平日の昼休みに走ったことは一度もありませんし、今後も絶対にやりません。なぜなら、30代後半の男が職場で引き起こす「臭いのリスク」は、想像以上に深刻だから…
世間では「会社の昼休みに走るライフハック」がスマートに語られがちですが、僕はこれを全力で否定します。シャワーもない一般的な職場でこれをやれば、午後のオフィスで周囲に致命的なダメージを与えることになるからです。
汗拭きシートを過信するな。拭き残しは雑菌と加齢臭の温床


37歳という年齢になれば、ただでさえ加齢臭や体臭の変化に敏感にならざるを得ない時期です。そんな中年サラリーマンが、昼休みにひと走りして汗だくのままデスクに戻る。これがどれほど危険な行為か、真剣に考える必要があります。よく「汗拭きシートでサッと拭けば大丈夫」という意見を耳にしますが、僕はそうは思いません。
人間の体は複雑です。背中の中心や首の後ろ、シートではどうしても拭きそびれる箇所が必ず出てきます。しかも、頭をシートで拭くことはできません。そのわずかな拭き残しが衣服の中でどう変化するか。
時間が経てば経つほど、雑菌が繁殖して強烈な臭いの原因になります。オフィスという密閉された空間で、周囲の同僚に無言の苦痛を強いる行為、それこそが「スメハラ」の正体です。
シャワーを浴びる環境・時間がないのなら、ランニングは控えたほうが無難です。
ランニング後の「代謝のバグ」。席に戻ってからが本当の地獄


さらに見落としがちなのが、ランニングを終えた後の体の仕組みです。走り終わった直後は、一時的に体の代謝が猛烈に活発になっています。そのため、走るのをやめて汗を拭き、服を着替えた後からが、本当の汗のピークになります。(
涼しい顔をして席に戻り、本業の書類仕事やPC作業を始めた瞬間、衣服の下からじわじわと二次災害のような汗が湧き出てくる。この「止まらない汗」を経験したことがある人は意外と多いはずです。
スーツや制服にその汗が染み込み、午後のミーティングや顧客対応に向かう。そんな状態で、プロフェッショナルな仕事ができるわけがありません。シャワーを浴びて完全に体を冷却できる環境がない限り、昼ランは仕事の害でしかないのです。
うまい酒とメシを愛する僕が、休日前夜に「根性」で酒を断つ割り切り方



毎日お酒は飲みたいです。飲まない日を考えると寂しくなる時点で、自分はアル中の一歩手前なのかもしれません(笑)
でも、10年後も美味い酒を飲むために、僕は休日前夜だけ「根性」を使ってます。
平日に走る時間を無理に作らないと決めると、自ずとランニングの主戦場は週末になります。しかし、ここで立ちはだかるのが、僕らの人生における至高の娯楽である「お酒とご飯」の誘惑です。
お酒を飲まない夜の翌朝、肉体が教えてくれる「圧倒的な軽さ」


僕がランニングを再開した最大の理由は、健康診断で突きつけられた「脂質異常症」から目を背けず、大好きな酒とメシを一生楽しみ続けるためです。とはいえ、毎日暴飲暴食を続けていれば、いくら週末に走ったところで体は崩壊します。僕だって「休肝日を設けなければ」という意識は常に持っています。
実際、お酒を一切飲まずに布団に入った翌朝、その効果はハッキリと現れます。目が覚めた瞬間の、体の軽さ。足裏が地面を捉える時の、だるさのなさ。お酒を飲んだ翌日のあのズッシリとした重さと比べれば、肉体のコンディションが天と地ほど違うのは紛れもない事実です。「お酒を飲まない翌日は、確かに体が軽い」という成功体験が、僕らの脳に新しい快感を教えてくれます。
平日は「5分」で免罪符。土日の前夜だけリソースを集中させる仕組み


僕の平日のルールは極めてシンプルです。仕事で疲れて走る気が起きない日は、無理に走る必要はありません。どうしても走らなければという罪悪感に駆られたら、玄関を出てお気に入りのシューズを履き、5分だけ外の空気を吸って戻ってくればそれで合格。形から入ってテンションを上げる、これだけで平日の免罪符としては十分です。
その代わり、時間的な余裕がある土日のランニング前夜だけは、本能(飲酒欲求)を「根性」でコントロールします。
金曜や土曜の夜、どうしてもビールをプシュッとやりたくなる気持ちもわかります。そこは根性でグッと抑え、強炭酸水で喉を潤しましょう。
このメリハリこそが、本業を最優先にするサラリーマンが趣味を資産化するための、最も賢い戦術となります。
まとめ
朝5時に起きてストイックに走る必要も、昼休みにコソコソと汗をかいて同僚の目を気にする必要も、僕らには一切ありません。そんな企業の正論に振り回されて「自分は継続できない人間だ」と落ち込むのは、あまりにも勿体ない話です。
大人のランニングに、順位も固定されたタイムスケジュールも存在しません。平日は本業に100%のリソースを割き、乗らない日は玄関を出るだけの5分で切り上げる。そして、週末前夜のお酒をちょっとだけ我慢する。その現実的な妥協点を見つけることこそが、長く楽しく走り続けるための知性でもあります。
毎日飲みたいビールを、今夜だけは炭酸水に変えてみる。そんな小さな、でも確実な一歩を、僕と一緒に泥臭く積み上げていきましょう。



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